残念ながら死んでしまったカブトムシの “みなみ” 。
環境調査会社ならではのお弔いとは「標本」にすることです。
まずは酢酸エチルを含ませた脱脂綿と一緒に、密封袋に入れてしばらく置きます。
腐食とカビを防ぐための処理です。
半日から1日置いてどうするか?は、また明日アップしますね。
(環境部 渡辺志野)
残念ながら死んでしまったカブトムシの “みなみ” 。
環境調査会社ならではのお弔いとは「標本」にすることです。
まずは酢酸エチルを含ませた脱脂綿と一緒に、密封袋に入れてしばらく置きます。
腐食とカビを防ぐための処理です。
半日から1日置いてどうするか?は、また明日アップしますね。
(環境部 渡辺志野)
カブトムシ “みなみ” の飼育日記始めます!と宣言したばかりですが、残念ながら、今朝出社したら死んでおりました。
実は昨日も、飼育ケースの中でひっくり返ってしまっている時間が長く、かなり弱っている様子ではあったのですが・・・。
せめてどこかで産卵を済ませてくれていればと思います。
うん十年ぶりの夏休みの宿題に、私も張り切っていたのですが、残念です。
このあとは環境調査会社らしく、お弔いしたいと思います。
(環境部 渡辺志野)
8月14日(日)、明治神宮「不思議の森に集う。」と題して、明治神宮で観察会とシンポジウムが開催されます。
観察会は8:30~(中・高生対象)、シンポジウムは10:30~12:30を予定しています。
都心にありながら、3,000種もの生物が息づく ”不思議の森” を、専門家のわかりやすい解説と、NHKの番組でも使われた美しい映像(ここでしか聞けない撮影秘話も!)でご紹介します。
観察会、シンポジウムいずれも参加は無料です。
詳しくは明治神宮HP(http://www.meijijingu.or.jp/news/160801.html)をご覧ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
8月7日からは「立秋(りっしゅう)」となります。
お決まりのフレーズとして、「暦のうえでは秋ですが・・・。」
後に続くのは、たいてい残暑の話題ですね。
暑いとき、多くの生きものは活動を休止します。
人間も例外ではありません、子供たちには夏休み、社会人には夏季休暇という期間があります。
勉強や仕事など普段行っている活動を一定期間休止するという意味では、生きものとして正しい選択なのかもしれません。
「冬眠(とうみん)」という言葉はよく聞かれ、定着しています。
一方で、「夏眠(かみん)」という言葉はあまり聞き覚えがないと思います。
熱帯地域に生息するワニやカエル、カタツムリ、ハイギョなどは高温乾燥の夏季に、水分蒸発を防護するため、湿度の高い洞窟や地中にもぐり「夏眠」します。
温帯地域に属する日本ではどうでしょうか?
熱帯地域ほどの長期間の夏眠はありませんが、夏の暑い盛りにはトカゲやカナヘビを地上から見かけなくなります。
ヒキガエルも涼しい土中に潜ってしまいます。
ヨトウガの仲間や、テントウムシの仲間も樹皮の間や草陰に隠れてしまいます。
海の中では、イカナゴやナマコが砂底に潜ったり、深場へ移動したりしています。
植物ではヒガンバナやフクジュソウなどが夏眠することが知られています。
意外にも「夏眠」する生きものが、たくさん身近にいることが分かりますね。
次の活動のために休眠してエネルギーを温存することは、生きものにとって必要であり、大事なことなのです。
皆さんも良い「眠り」を!
星空の写真にて、残暑お見舞い申し上げます(拡大して見てみて下さい)。
カメラ機種 : SONY ILCE-6000
レンズ:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
露出制御モード : マニュアル設定
レンズの焦点距離 : 16.00(mm)
シャッター速度 : 10秒
レンズF値 : F3.5
露光補正量 : EV0.0
光源 : 冷白色蛍光灯
フラッシュ : 発光禁止
ISO感度 : 2000
両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔
まずは、お詫びから申し上げます。
前回のブログで「梅雨もあけ」と書いてしまいましたが、関東では梅雨明けの発表前でした。申し訳ありません。
先日、九州から東海地方までは梅雨明けしました。
さて、暑さも真っ盛りの昨今、7月22日からは「大暑(たいしょ)」という節気になります。
こう暑いと、川や海など水辺へ出かけたくなりますよね。
国土交通省は、「海」のもたらす様々な恩恵に感謝し、四方を海に囲まれた海洋国の繁栄を願う日として、平成15年から7月第三月曜日を「海の日」と定めました。
「海」の月間は、「海の日」を含む三連休を軸に、広く国民に「海」に対する理解と認識を高めてもらうために7月1日~31日の期間で設けられています。
弊社では河口から海岸付近までの環境調査は行っておりますが、本格的な海洋調査は現在のところ範疇の外です。
ただ、休日などに個人的に調査している社員もおります(釣りも含む?)。
生命の起源と言われる「海」には、とても魅力がありますね。
みなさんもこの機会に、様々なカタチで「海」とふれ合ってみては如何でしょうか?
ただし危険も多くあるので、お出かけの際は十分にお気をつけて。
末筆になりますが、暑中お見舞い申し上げます。
写真は見ると幸せになれるという、ザトウクジラの尾ひれです。
カメラ機種 : NIKON D600
レンズ:AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
露出制御モード : シャッター速度優先AE
レンズの焦点距離 : 300.00(mm)
シャッター速度 : 1/1000秒
レンズF値 : F5.7
露光補正量 : 0/6
フラッシュ : 発光禁止
ISO感度 : 200
両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔
7月7日からは「小暑(しょうしょ)」という節気です。
「夏至(げし)」も過ぎ、梅雨もあけ、夏も本番の気配です。
NASAの気象学者も2016年の夏は史上最も暑くなると警告しているように、7月2日には金沢で37.0℃を記録するなど猛暑が始まっています。
皆さまも、どうかご自愛くださいますように。
「夏至は一年で最も太陽が高く、昼の時間が長い日です。」という内容を、前回のブログで申し上げました。
そんな太陽エネルギーが長時間降り注ぐ、夏至の前後が最も暑くなるのでは?と思う方もいると思います。
しかし、暑さはこれから増してきます。
一日のうちで気温が最も高くなるのは、14~15時頃と言われています。
これは、日の出前に下がりきった気温が、正午までに上がりきらず、午後になってピークを迎えるという現象です。
四季のある日本では、一年を通じても同じことが言えるのです。
気温はその年の大気の流れや海流(海水温)などに影響を強く受けますが、一般には、冬の間に下がった日本周辺の気温が春から徐々に上がり、やがて太陽エネルギーのピーク(夏至)を過ぎて、月単位の時間差で「小暑」→「大暑(たいしょ)」へと移行してゆくというわけです。
小暑は一日で言うなれば、13~14時頃ということになります。
節気についてブログを書くようになって、日本人の時間的、季節的な感覚はこういった現象を科学的にかなり正確に反映していることに驚かされます。
我々はこれからの時期、こまめな休憩と水分補給で、野外調査での熱中症に留意するとします。
写真はせめてもの「涼」を・・・。
カメラ機種 : SONY ILCE-6000
レンズ:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
露出制御モード : シャッター速度優先AE
レンズの焦点距離 : 16.00(mm)
シャッター速度 : 1/10秒
レンズF値 : F6.3
露光補正量 : EV0.0
フラッシュ : 発光禁止
ISO感度 : 100
両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔
6月21日は「夏至(げし)」です(正確には夏至という節気の初日です)。
「夏至」は一年で最も昼の時間が長い日というのは、ご存じの方が多いと思います。
夏至に対して「冬至(とうじ)」は一年で最も昼の時間が短い日です。
調べてみると日本の中でも夏至と冬至の昼の長さにはずいぶんと差がありました。
北海道では、夏至の昼間が16時間41分、冬至の昼間が8時間45分でその差は7時間56分になります。
一方、沖縄では、夏至の昼間が13時間48分、冬至の昼間が10時間31分で3時間17分の差があります。
地球の緯度によって、これほどまでに差があることに驚きました。
つくづく日本は南北に細長い国だと認識させられます。
世界的にみても緯度の高い北欧の国々では、夏至の日には花飾りをしたり、火を炊いたりして短い夏を祝うお祭りを行う風習があるようです。
間もなく関東も梅雨明けになりますが、雨間(あまあい)に、みずみずしい紫陽花を愛でるのもよいかと思うのです。
「雨間」(アジサイ)
カメラ機種 : SONY ILCE-6000
レンズ:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
露出制御モード : 絞り優先AE
レンズの焦点距離 : 35.00(mm)
シャッター速度 : 1/320秒
レンズF値 : F5.6
露光補正量 : EV-0.7
フラッシュ : 発光禁止
ISO感度 : 400
両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔
6月5日からは「芒種(ぼうしゅ)」という節気になりました。
「芒種」もあまり聞き慣れない言葉ですが、どんな意味なのでしょうか?
「芒(のぎ)」とは実の殻にある針状の毛のことをさします。
もともとは、今頃が稲や麦などの「芒」をもつ穀物の種を蒔く時期でした。
現在では、ほとんどの地域で田植えは5月の連休頃ですが、山間などでは6月に入ってからの田植えもみられます。
そろそろ梅雨入りも間近ということで、今回はニホンアマガエルについての小ネタです。
北海道から本州まで分布し、多くの人になじみ深い小型のカエルです。
※vol.06「穀雨」にも写真あります。
5~6月は繁殖期にあたり、少し郊外へ行けば夜の水田で大合唱をしています。
この大合唱は「広告音」と呼ばれるオスがメスに存在をアピールする鳴き声。
それとは別に繁殖期でなくとも、気圧や湿度の変化によって、間もなく雨が降るのを察知すると昼間でも鳴き始めます。
これは「雨鳴き」や「レインコール」、「シャワーコール」と呼ばれる鳴き声で、優秀な天気予報士、「雨蛙」の名前の由来になっています。
もしも庭先でニホンアマガエルの鳴き声を聞いたなら、折りたたみ傘を持ってお出かけすることをオススメします。
カメラ機種 : SONY ILCE-6000
レンズ:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
露出制御モード : プログラムAE
レンズの焦点距離 : 50.00(mm)
シャッター速度 : 1/60秒
レンズF値 : F5.6
露光補正量 : EV-2.0
フラッシュ : 強制発光・リターン検出
ISO感度 : 100
両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔
5月20日からは「小満(しょうまん)」という八番目の節気です。
小満の由来は、秋に種を蒔いた麦の穂が育ち、一安心(小さな満足)することから、「小満」という説が有力です。
「小満」は実った麦の収穫時期にあたることから、「麦秋(ばくしゅう)」とも呼ばれます。
別の解釈としては、江戸時代に書かれた暦に関する本には「万物 盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されていて、生命が満ち溢れんばかりに躍動する時期という意味にもなりました。
確かに新緑が溢れ、動物や昆虫たちも活発に動き回っています。
人間の衣替えの季節でもあり、半袖で過ごす日も増えてきました。
そんな「小満」の頃の一枚は、雨上がりの麦畑です。
東京近郊では見渡す限りの広大な麦畑はなかなかありませんが、所々に規模の小さい畑が見られます。黄金色の穂がつくまでもう少しです。
コツコツ育ててきたものが実り、収穫できるというのは嬉しいことですね。
私たちも生きものに関する知識や技術を経験としてコツコツ積み上げ、これからも研鑽して参りたいと思います。
両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔
最近のコメント