冬の都市公園の虫たち

2018年最後のブログ投稿です。
関東も冷え込みが厳しくなってまいりましたが、12月でもおだやかに晴れた日は活動中の昆虫やクモがちらほら目につきます。

ムラサキシジミ

ムラサキシジミ

ナカボシカメムシ

ナカボシカメムシ

これらは成虫で越冬する昆虫たちです。

冬が繁殖期の昆虫もいます。クロスジフユエダシャクは主に12月上旬ごろ、林床を飛び回る雄が目につきます。

クロスジフユエダシャク

クロスジフユエダシャク

雄は写真のようにいかにもガらしい姿ですが、雌には退化した貧弱な翅しかないので飛ぶことはできません。来年は雌の写真を上げられたらと思います。

アズチグモ

アズチグモ

アカスジキンカメムシ

アカスジキンカメムシ

ニホントビナナフシ

ニホントビナナフシ

これらの昆虫やクモは成虫で越冬できないものの、かろうじてまだ生き延びていました。運命に抗う姿…私もかくありたいです。

オオカマキリ

オオカマキリ

木に張り付いたまま、ひっそり死んでいたオオカマキリ。
ほんの数日前まで生きていたのでしょう。まだ鮮やかな緑色を保っていました。死してなお色褪せぬ姿…私もかくありたいです。

以上、12月の都内の公園からの報告でした。

文責;O田

富嶽二景

早いもので、明日で10月も終わり! 秋の調査シーズンも終盤に突入しています。

今月はブログの投稿もままならないほど忙しかったのですが、先日、現地調査に向かう道中ではきれいな富士山を眺めることができ、しばし心が癒されました。

富士山 富士山

画像は10月上旬に撮影したものですが、今頃はもう冠雪していることでしょう。

季節は晩秋から冬へと駆け足で向かっています。

(そして、現地でとり溜めたデータの整理に追われる日々がやってきます。)

東京支社:水生生物チーム

秋の風物詩

皆さんは、秋の風物詩といって何を思い浮かべるでしょうか?イチョウにカエデ、ススキ、コオロギ、赤トンボ。なかにはクリやマツタケ、月見団子などの食べ物を思い浮かべる人もいるでしょう。しかし私がここ最近、ぱっと思い浮かぶ秋の風物詩としては、金魚があげられます。

金魚というと夏の風物詩なのではと思われる方も多いのではないかと思います。確かに、ひらひらと水の中を涼しげに泳ぐその姿から、金魚は夏の風物詩として古くから親しまれています。夏の縁日などで、金魚すくいを楽しんだことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな夏の風物詩としてあげられる金魚ですが、都市部の河川で魚類の調査をしていると、秋頃になんとなく多く確認されるようになります。おそらく夏に金魚すくいなどで楽しまれた金魚が、このくらいの時期に野外に放流されて(捨てられて)しまうためなのではないかと想像しています。我々、調査屋にとって、金魚はすっかり秋の風物詩となっています。

都内の河川で採集された金魚

都内の河川で採集された金魚

 

金魚や錦鯉、ヒメダカといった人工的に品種改良された魚類は、本来自然界には存在しないものであり、野外に放されるとその地域の生態系に悪い影響を及ぼすおそれがあります。特に近年では、品種改良された様々な色や形をしたメダカがペットショップなどで売られています。このような人工改良されたメダカが野外に放されると、在来の野生のメダカと交雑して地域固有の遺伝子が失われてしまうなど、取り返しのつかないことになります。日本魚類学会では、こうした人工改良品種を「第3の外来魚」とし、野外放流による生態系への影響を問題提起しています。(下記URLは、昨年開催された市民公開講座の要旨です。)

http://www.fish-isj.jp/event/sympohist/docs/opensympo2017_youshi.pdf

地域の生態系、ひいては生物多様性を守るため、こうした観賞魚やペットなどの飼育生物は絶対に野外に放さないようにしましょう。そして、このことをいろんな人に伝えていただければと思います。

(水生生物担当:川口)

 

終戦記念日に寄せて

8月15日、例年にない気象災害と異常な高温にあえぐ国土に、今年も終戦記念日がやってきました。皆さまは「戦争」について、何か思うことはありましたか。

そら

戦没者との対話

私は、金沢にある石川県護国神社を訪れたときのことを思い起こしました。御朱印を頂こうと足を踏み入れた社務所の壁に、先の大戦で亡くなった県内出身の兵隊さんたちの写真がずらりと並んでいたのです。その数は何十何百とかではなく、何千あるいは何万かという規模で、長い廊下が折れ曲がる先の先まで、壁一面を覆い尽くしていました。

ひとりひとりの写真の下に名前と亡くなった時の年齢が書かれていて、多くは10代後半から20代前半の年若い青年、人によってはあどけなさも残る少年でした。顔立ちには当然ながら皆個性があり、知り合いによく似た顔立ちの人もいます。祖父母の世代の人たちですが、この年頃といえば、まだまだ未熟でフォローの必要な年代だけれど、これから世の中を支えていく屋台骨になるはずの、「社会の宝」のような人たちです。それが、この人たちはみんな、国家の要請によって、戦火に散っていったのです。なんという、なんということでしょうか。

先の大戦でたくさんの人が命を落としたことを、知識として知らない人はいないでしょう。しかし、実際に亡くなった方々の顔を前に、無数の物言わぬ眼差しに曝される感覚は、「戦慄」と呼んでもいい衝撃でした。戦争を知らない私たちは、彼らの眼差しに、何を応えればよいでしょうか。

 

戦争は資源(生物多様性)の奪い合い

有史以前から人類は戦争を繰り返してきました。戦争の多くは、生きるための資源の奪い合いです。生きるために必要な資源が行き渡らない国や地域があることは、戦争に繋がりかねない大きなリスクです。そして、生きるために必要な資源の多くは健全で豊かな生物多様性の恵みなのです。にもかかわらず、その生物多様性の保全があまり重要視されないまま、日々、政治経済や貿易、外交が議論されていることに、生きもの屋として強い焦燥感を感じてきました。

 

資源の根源として世界が注目する生物多様性へ

とはいえ、変化もあります。2020年までの愛知目標の次の羅針盤として、2030年をターゲットにしたSDGs(持続可能な開発目標)が注目されています。愛知目標は、生物多様性条約というひとつの条約の締約国会議で採択された、世界の生物多様性を保全するための目標でした。それに対し、SDGsはニューヨークの国連本部、国連総会で採択された、世界が直面する喫緊の課題に取り組むための「持続可能な開発目標」です。掲げられた17の目標のなかには、貧困撲滅、飢餓対策、平和と公正などと並んで、気候変動対策、海域や陸域の生物多様性保全が掲げられています。いまや生物多様性は世界が持続するための喫緊の課題のひとつと認識されつつあるのです。

SDGs

生きものオタクが「この世界の片隅で」

平和と豊かな生物多様性は表裏一体、生物多様性なき平和も、平和なき生物多様性もありません。世界中の人々に生物多様性の恵みが行き渡るように、生きものオタク集団ができることはあるのか。あるとすればなんなのか。この世界の片隅で、微力ながら考えることを続けていきたいと、気持ちを新たにした今年の終戦記念日でした。

(企画担当 高木圭子)

カエルのほん

最近では、本屋さんで本を買うことも少なくなりましたが、大きな書店に行くと、必ず生物学や趣味・実用書のコーナーへ立ち寄ります。

理学書、図鑑、写真集、ハンドブック、エッセイ、飼育ガイドなど、生きものを扱った書籍は結構あります。

立ち読みをはじめると、ついつい時間を忘れてしまいますが、担当項目の新しい図鑑や文献などの資料収集は、我々の仕事のひとつでもあります。

つい最近、両生類・爬虫類の分野でも新しい図鑑が発売になりました。その名も「日本産カエル大鑑」(本体27,000円)。

少々、お高いのですがこの分野の専門家としてはもっていないと格好がつきませんので、即購入。

この図鑑は1999年に改訂版が出版された「日本カエル図鑑」の新版となります。

20年ほどの間に日本のカエル類は研究が進み、ひとつだった種が分かれたり、新たに種とされたりしました。

最新の分類に準拠した日本産カエル類48種を網羅しており、内容については、現行の図鑑類の中では最も詳細にまとまっています。

また、カエル好きな方は写真を眺めるだけでも、楽しめると思います。

日本カエル図鑑

ただ、弱点は野外に持って行くには大きすぎる点でしょうか。

ここまで高価な図鑑でなくでも、各出版社から1,000~3,000円程度のハンディなカエル類の図鑑も販売されています。

用途や好みに応じて探してみてください。

まだまだ身近に沢山いると思われているカエルたちですが、仕事としての現地調査を最前線で続けていると、日本各地で起こっている問題がみえてきます。「圃場整備や人工構造物による生息環境の破壊・改変」、「希少な種の乱獲・密漁・転売」、「外来生物・国内移入の問題」、「化学物質やウィルスによる汚染・疾病」、「気候変動や有害紫外線の増加」などです。

これらの問題が遠い世界の話しではなく、身近に感じられる例として、調査中に農作業されている方のお話しを伺うと、「最近はカエルの声がしなくなった。」とか、「毎年、田んぼに卵を産んでいたのに減った。」などそれらを裏付けように、生態系が崩れはじめたサインともいえる警鐘も聞こえてきます。

人が生活していくうえでの影響が、知らず知らずのうちに負の連鎖を生んでいることがあるのです。

カエルは環境の変化の影響を受けやすく、健全な水辺環境の指標となる生きものです。

今年の夏は、そんなカエルたちについてお勉強してみてはいかがでしょうか?

よく知っていると思っていても、何か再発見があるかもしれません。

両生類・爬虫類 担当 釣谷洋輔

 

 

今日は海の日

今日(7/16)は海の日ということで、たまには海の生きものを紹介します。

写真は、ネズミザメ目オオワニザメ科に属するシロワニというサメの仲間で、全長3mにもなります。今から10年ほど前、小笠原の海で撮影しました。

シロワニは、黄海、中国東シナ海沿岸、台湾、中央・東太平洋を除く全世界の温帯~熱帯域に分布し、日本では小笠原諸島などで見られます。強面な見た目どおり肉食性で、魚類、甲殻類、頭足類などを食べます。また、シロワニは胎生で卵ではなく子どもを直に産みますが、子宮内で子ども同士が共食いをするというなんとも恐ろしげな習性を持っています。

しかし、強面の見た目や共食いといった習性から連想するイメージとはだいぶ異なり、実は大変おとなしく、人を襲うことはめったにありません。このため、コンスタントに見られる小笠原ではこれを目当てに多くのダイバーが訪れるポイントがあり、生態系サービスの役割を立派に担っています。

シロワニ

そんなシロワニですが、2017年3月に新しく公表された環境省版海洋生物レッドリストによると、日本産板鰓類(サメ・エイ類)の中で最も絶滅のリスクが高い、絶滅危惧IB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)と評価されています。繁殖力が弱いこと(前述のとおり子どもが共食いをする!)に加え、生息地の分断や出現範囲が限られていることなどにより、個体数の減少が懸念されているようです。

海は、河川や湖沼と違って環境の変化を感じにくいですが、地球温暖化に伴う海水温の上昇や海水の酸性化、埋め立てなど沿岸域の開発、化学物質やマイクロプラスチックによる汚染、乱獲による漁業資源の減少など、様々な問題が起きています。

海の環境を守るため、プラスチック製品をなるべく使わないようにする、MSC認証などエコラベルのついた商品を購入する、海に入るときは日焼け止めを使わない(ていうかもともと使ったことがない!)などなど、微力ながら海の環境に配慮した生活を心がけたいと今日の海の日に改めて思いました。数日後には土用の丑の日がやってきますが、絶滅危惧種のウナギを食べるのもしばらく我慢しようかな。(どのみち高くて食べられません。。。)

(水生生物担当:Kawaguchi)

 

HondaKidsに弊社社員登場!

自動車メーカーのHondaさんが運営している子育て家族の応援サイト「Honda Kids(ホンダキッズ)」に、弊社の亀澤が登場しています。“「ふしぎ」を見に行こう”というコーナーで、昆虫の擬態について解説しています。是非、ご覧ください!

http://www.honda.co.jp/kids/explore/mimicry/

Honda Kidsは、親子で取り組める自由研究や子連れドライブに役立つ情報など、家族みんなで楽しめる情報をお届けしているサイトです。この週末、車に乗ってお出かけしてみてはいかがですか?

環境指標生物では、環境・生物多様性にかかわる企業のCSR活動の応援も行っております。 いつでもご相談お待ちしております。

(環境指標生物:企画営業担当)

初夏のにおい

伊予ヶ岳から望む南房の山肌

5月初旬に、南房総へ行ってきました。初夏を思わせる陽気のなか、伊予ヶ岳から望む南房の山肌は、椎の花の鮮やかな緑でいっぱいでした。図鑑の情報では5月下旬~6月が花期とされている椎類は、早くも満開を迎えていたようでした。今年の春は例年よりも2週間以上早いようです。

椎の花をこのように遠くから眺めると、とても美しいですが、この椎の花が話題に上げられる時は、だいたいその強烈な匂いについてです。

気になって、ちょっとウェブで調べてみたところ、やはり好印象に書かれることは稀なようで、基本的に「くさい」と形容されるようです。極端な例だと、花の匂いに加え、落ち葉や枝張りなどが原因で、隣人問題に発展し、裁判沙汰になったケースもあるようです。また、ウェブ上で見つけた椎の花の臭いに対する表現のなかで、最もひどいものは、「重苦しい病み疲れたような匂い」と書かれていました。とにかく、嫌な匂いというのが世論のようです。

何を隠そう私も昔はこのにおいが苦手でした。しかし、今では「爽やかな初夏の香り」と感じるようになったのです。そう感じる背景には、恐らくこの香りの正体を知ったからだと思います。あの香りは虫を呼ぶための、つまり繁殖のための大切な香り。多くの生きものがこの香りに関わっているのでしょう。季節の移ろいを鼻で感じ、生きものの営みに思いを馳せると、「くさい」と思っていた匂いでも、爽やかに感じられたのかもしれません。または、単純に鼻の機能が加齢によって鈍化したのかもしれません。皆さんも嫌いなにおいの正体を探って、克服してみてはいかがでしょうか。

植物担当kk

 

安全教育講習会2018

4/20(金)に、NPO法人野生生物調査協会主催の安全教育講習会に行ってきました。これは、毎年、本NPOの運営に関わっている生物調査会社数社の新入社員を対象に、野外調査時における危険生物からの身の守り方や対処法などを学ぶために行われるもので、昨年度の仙台に続き、今年度は静岡で開催されました。今回は弊社からの受講者はいませんでしたが、私は講師役としてちょいと小話をしに行ってきました。

クマやハチ、ダニ、毒ヘビなど、野外調査時にはさまざまな危険生物に遭遇する可能性がありますが、それらの危険生物について我々講師陣が体験談等も踏まえつつ講習を行いました。また、南海トラフ巨大地震の被害が想定されている静岡での開催ということもあり、講習会に先立って、静岡県地震防災センターの見学会も行いました。参加された方々は、皆、熱心に講習に耳を傾けていたのがとても印象的でした。今回の講習で学んだことを活かして、優秀な技術者になって欲しいと心から願っております。

静岡日帰りという強行スケジュールでしたが、ちょっとだけ早い新幹線で現地入りして足を運んだ駿府城のお堀では、たくさんのコイやソウギョ、アカミミガメを眺めることもでき(外来種だらけ)、忙しいながらも徳川家康が晩年を過ごした地の空気をしばし堪能することができました。

東京支社:川口

講習会のようす

講習会のようす

駿府城のお堀

駿府城のお堀

コイとソウギョ

コイとソウギョ

カタクリのミステリー

東京都薬用植物園の早春のにぎわい

つい先日、新年のごあいさつをアップしたと思っていたのに、気がつけばもう春分もすぎていました。年度の変わり目のこの時期は、仕事に忙殺されがちな私たちですが、生きもの屋として、春の訪れもまた、逃すわけにはいきません。そんな焦りに背中を押され、週末に自宅近くの「東京都薬用植物園」に行ってきました。一角に「武蔵野の雑木林」と呼ぶにふさわしいきれいなコナラの林があり、一面にカタクリが咲き、ほかに、シュンランやスミレ類、ヒトリシズカ、イカリソウなども花盛りでした。早春の日差しが地表面を暖め、林の主役たる樹木が目を覚まして葉を広げるまで、この束の間のエネルギーを利用して咲き乱れる花々で、早春の雑木林の林床はとても華やかなのです。

カタクリ

 

武蔵野の雑木林にカタクリが群生するミステリー

さて、地面を覆いつくさんばかりのカタクリの花々をみて、植物屋のはしくれであるワタクシは、ふと思いました。カタクリの種子はアリにより散布されますが、その距離は1世代で1mに満たないと言われますから、年一回の繁殖でも1km分布を拡げるには1000年以上かかる計算です。実際には、カタクリは発芽から開花まで数年かかるので、その数倍かかるでしょう。しかも、種子が移動した先も同じ環境でなければ、それ以上分布を拡げることは適いません。

いっぽう、カタクリが生育するいわゆる「雑木林」が武蔵野に成立したのは、江戸時代に用水が引かれて人が住めるようになってからといいますから、「武蔵野の雑木林」の歴史は意外と浅く、せいぜい数百年でしょうか。にもかかわらず、このように林床をきれいに下刈りされた武蔵野の平地林でカタクリをみることはそれほど珍しくありません。さて、これはいったい、どうしたことでしょう?

真相は、よくよく調べないといけないことですが、そうですね。こんなふうに春の訪れをドラマチックに演出してくれるカタクリです。こんな光景をみたら、「どれ、うちの裏山にもちょいとひと株」という人がいても不思議はありません。そういう行為の是非を問うのはまたの機会にするとして、結果として、カタクリはまんまと、武蔵野の雑木林にいてもおかしくない種、管理の行き届いた雑木林を指標する種のひとつとして、なんとなく地位を獲得しているのかなと思っています。

 

貴重種か、外来種か

もともと生育していなかった地域に人の介在で分布を拡げた種は「外来種」として歓迎されない場合も多いですが、その罪の深さは持ち込まれた時期と、移動した距離によるようです。武蔵野のカタクリがいつ頃持ち込まれたものか、ちょっとよく分かりませんが、ここ20-30年ということはなさそうです。また、平地のものは明らかにアウェイですが、丘陵地の北向き斜面の谷沿いなどに生育しているものは、氷河期からの生き残りといわれますから、すぐそこの狭山丘陵や多摩丘陵では、少なくとも一部はホームといえそうです。

こんな風に、地域のレッドデータブックに掲載される「貴重種」と呼ばれるような種であっても、その起源を突き詰めると、どう評価したものか、私たちプロでも悩ましいものが結構あります。ひとくちに「貴重種」とか「外来種」とか言っても、その線引きは意外と曖昧なものなのです。

(企画担当 高木圭子)