冬の都市公園の虫たち

2018年最後のブログ投稿です。
関東も冷え込みが厳しくなってまいりましたが、12月でもおだやかに晴れた日は活動中の昆虫やクモがちらほら目につきます。

ムラサキシジミ

ムラサキシジミ

ナカボシカメムシ

ナカボシカメムシ

これらは成虫で越冬する昆虫たちです。

冬が繁殖期の昆虫もいます。クロスジフユエダシャクは主に12月上旬ごろ、林床を飛び回る雄が目につきます。

クロスジフユエダシャク

クロスジフユエダシャク

雄は写真のようにいかにもガらしい姿ですが、雌には退化した貧弱な翅しかないので飛ぶことはできません。来年は雌の写真を上げられたらと思います。

アズチグモ

アズチグモ

アカスジキンカメムシ

アカスジキンカメムシ

ニホントビナナフシ

ニホントビナナフシ

これらの昆虫やクモは成虫で越冬できないものの、かろうじてまだ生き延びていました。運命に抗う姿…私もかくありたいです。

オオカマキリ

オオカマキリ

木に張り付いたまま、ひっそり死んでいたオオカマキリ。
ほんの数日前まで生きていたのでしょう。まだ鮮やかな緑色を保っていました。死してなお色褪せぬ姿…私もかくありたいです。

以上、12月の都内の公園からの報告でした。

文責;O田