カテゴリー: 生きもの

いつの間にやら

外来性スジエビ近似種Palaemonetes sinensis

長年、水辺で調査をしていることもあり、これまで数々の“いつの間にやら”を見てきました。 マシジミだと思っていたら“いつの間にやら”タイワンシジミに代わっていたり、ナミウズムシだと思っていたら“いつの間にやら”アメリカツノ… もっと読む »

ミミズのこと

固定したミミズ

ミミズは私達にとって身近な土壌動物のひとつです。我々が通常“ミミズ”と呼んでいる動物は、環形動物門Annelida貧毛綱(ミミズ綱)Oligochaetaナガミミズ目Haplotaxidaに属する大型陸生種(体長20mm… もっと読む »

春の野草摘み

ツクシ

この数日間、東京では春の嵐が吹き荒れています。桜の花もすっかり散ってしまい、ちょっと寂しい気持ちです。少し前の話になりますが、4月頭の日曜日に多摩川の河川敷へ行ってきました。 ここ数年、桜見ついでに野草を摘んでかえるのが… もっと読む »

昆虫針のはなし

チェコ製の昆虫針のパッケージ

昆虫の研究に欠かせない標本を作成するうえで、最も重要なアイテムといえば、昆虫針(Insect pins)です。昆虫標本において、虫体と採集データあるいは同定ラベルなどの重要な情報を繫いでいるのが1本の昆虫針だと考えれば当… もっと読む »

春のプチ生きもの散策

公園の様子(茶色い景色)

春分の日の東京は、ぽかぽか陽気でした。陽気に誘われて、お出かけされた方も多かったのではないでしょうか。私は遠出をせずに近所にある公園にプチ散策に行ってきました。23区内にある公園ですが、水辺や草木が豊富で身近に生きものを… もっと読む »

タンスイベニマダラを育ててみる

タンスイベニマダラ顕微鏡写真

【2016年1月上旬】都内の河川でタンスイベニマダラを採取。観察用に持ち帰ってみる。   【2016年2月上旬】持ち帰ったタンスイベニマダラを社内の雑魚水槽に入れてみて1ヶ月が経過。調子は良いようだ。赤い色がな… もっと読む »

「チバ」でも「トウキョウ」・・・

トウキョウサンショウウオ_メス

2017年の2月は降水量が少なかった印象の関東地方。寒気も何回か入って気温も低い日が続きました。春の足音ももうそこまで・・・からが長く感じます。 以前に「ナガレタゴガエル」を紹介しましたが、続いて紹介する旬な両生類という… もっと読む »

気になるあいつ

スギ花粉 顕微鏡 対物20倍

週末、生きもの観察をしに武蔵野の山へ出掛けてきました。足元には霜柱、木々の芽もまだ硬く、立春は過ぎましたがまだ冬の気配が漂っていました。この辺りの時期、植物はまだあまり見るものはありませんが、コケや地衣類など、冬でも枯れ… もっと読む »

そうだ「カエル」を見に行こう!

ナガレタゴガエルのペア

連日、大雪のニュースが続いています。 東京都心では雪こそ積もりませんが、寒い日が続きます。 この時期になると数年おきに、カエル観察に行く場所があります。 都心からみると、奥多摩まで行かない手前なので「てま多摩」とでも言い… もっと読む »

潜水調査

ヤマメ

魚類担当の川口です。 先日(といっても昨年の話ですが)、やや久しぶりに潜水調査を行いました。 晩秋の東北は当然のように寒くて水も冷たく、涙目でドライスーツに袖をとおし川に入りました。しかし、ひとたび水の中に入ると無数の魚… もっと読む »