カテゴリー: 環境

春節と棚田カレンダー

稲刈りが終わった井仁の棚田

 明日、2月10日は陰暦の始まりにあたる旧正月です。旧正月という言葉は最近では、お隣中国からの観光客が押し寄せる、インバウンド関連の言葉として思い浮かべる方も多いかと思いますが、当社がお配りしている「旧暦棚田ごよみ」も陰… もっと読む »

メクラチビゴミムシの新種を記載しました

日頃から取り組んでいるメクラチビゴミムシという昆虫の分類学的研究で、非常に大きな成果を挙げることができましたのでお知らせいたします。本研究成果は、2023年12月11日に、国際学術誌「Acta Entomologica … もっと読む »

形を変えて適応する水田雑草、キクモ

気中葉を広げたキクモ

 梅雨が明け、夏も本番になると、棚田のような田んぼでは稲だけではなく、水田雑草も育ってきます。田んぼは、水が張られている状態もあれば、中干しや落水による乾燥もあるため、植物にとっては特殊な環境です。水田雑草はどのようにし… もっと読む »

新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます旧年中の格別のご厚情に深く感謝致しますとともに皆さまのご健康とご繁栄をお祈りいたします本年もどうぞよろしくお願いします 【旧暦棚田ごよみ】 これを書いているのは年の瀬で、一年のごあいさつ… もっと読む »

新米調査員の沖縄研修

 朝晩はめっきり寒くなり、冬の始まりを感じる頃となりました。この時期は両生類も爬虫類も見かけることが少なくなり、フィールドで少々寂しい気持ちにもなります。 そんな本土の寒さとは無縁な沖縄県で、先月、日本爬虫両生類学会が開… もっと読む »

“ミクロワールド”へのいざない

 春も深まり、暖かい日々もだんだん増えてきました。今年の厳冬期は都心での降雪も多く、雪国の北海道などですら、大雪による影響を受けるなど、例年にない大変な季節であったのではないでしょうか。そんな中でも、生きものはこの季節の… もっと読む »

入社1年目を振り返って

調査風景

2021年4月に新卒で入社した、植物の技術者1年目の志賀です。先日は雪の中、ヤマネの調査の応援に行ったのですが、植物屋の私は降雪のフィールドに出ることがあまりなかったのでとても新鮮で、冬季は常緑樹が見つけやすいので、つい… もっと読む »

バーチャル昆虫採集 in 武蔵野中央公園

観察会のようす

少し前のことになりますが、10/10(日)に、武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館が開催する小中学生を対象とした昆虫観察会の講師を務めました。「バーチャル」という名のとおり、ただ単に昆虫を採って観察するのではなく、「BIOME… もっと読む »

認識力の外にある危機

気温上昇シミュレーション

今年も暑い暑い8月がやってきました。6日には広島、9日には長崎で、平和を祈る式典が行われ、15日には終戦記念日を迎えました。76年前に起こった惨劇を思うとき、人が人に対して加えたこれほど破滅的な加害に言葉を失い、「なぜ」… もっと読む »

はけの小径で考えた「借りぐらし」

はけの小径

なかなか収束しないコロナ禍中、どのように休日をお過ごしでしょうか。遠出の叶わぬ旅好きの私は、最近は近所を散歩したりしています。つい先日も、都内の野川沿いを散策する道すがら、「はけの小径」に出会って、「はけ」まで遡って歩い… もっと読む »