「大寒」波到来~二十四節気編vol.24~

1月20日からは「大寒(だいかん)」という節気に入ります。

暦の上でも一年のうちで寒さの最も厳しい時期とされますが、文字通り先週末にはこの冬最大の寒波が到来し、日本海側や西日本、北日本で大雪に見舞われました。

中部地方でも朝の気温が-6℃という厳寒での調査でした。

こんな寒い中、生きものなんているの?活動しているの?

前回のブログで書いたように、鳥類は元気に活動しています。

哺乳類は冬には「冬眠」するイメージがあるかと思いますが、実は、日本に生息する哺乳類で「冬眠」をするのはクマやヤマネ、コウモリ類など限られた種類のみです。その他のリスやタヌキ、ノウサギなどは真冬でも活動しています。

調査地でも何種類かの哺乳類が雪の上に足跡を残したり、落とし物(糞)をしたりとたくましく生き抜いている痕跡を残していました。

フットプリント

 

カメラ機種 : NIKON D600

レンズ:AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

露出制御モード : マニュアル設定

レンズの焦点距離 : 300.00(mm)

シャッター速度 : 1/400秒

レンズF値 : F8.0

露光補正量 : EV0.0

光源:白熱電球

フラッシュ : 発光禁止

ISO感度 : 400

 

「大寒」を迎え、一年間続けてきた二十四節気編もこれで最後の投稿になります。

生きものに関する節気折々の話題を書き綴っているうちに、私自身も新たな発見や知識、調査中の視点が増えたような気がしています。

何より、日本には春夏秋冬以上の季節の移り変わりがあって、ひとつひとつに美しい名前がついており、それを感じ取り、楽しむことで、豊かな風土を育んでいるのだなと強く感じる一年となりました。

つたない文章ではありましたが、これまで読んで下さった皆さまにも深く感謝申し上げます。

これからは不定期になりますが、時事折々の記事を書いていこうと思います。

ありがとうございました。

「凍てつく壁」(砂防ダムの擁壁)

 

カメラ機種 : SONY ILCE-6000

レンズ:E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS

露出制御モード : マニュアル設定

レンズの焦点距離 : 29.00(mm)

シャッター速度 : 1/100秒

レンズF値 : F6.3

露光補正量 : EV0.0

光源 : 白熱電球

フラッシュ : 発光禁止

ISO感度 : 500

両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔