「夏」立ちぬ ~二十四節気編vol.07~

5月5日こどもの日からは「立夏」になりました。

暦のうえでは夏ですが、季節の線引きというのは人の都合もあるもので、3~5月は春と考えられることが多いと感じます。

仕事の都合上、春季の調査は概ね5月末までに行います。

従って、5月は毎年大忙しの月になります。

GWも返上して現場に入る項目も少なくありません。私もその一人でした。

そんな「立夏」の頃に撮影した写真はオオヨシキリです。

夏鳥として渡ってきたばかりのオオヨシキリたちは

枯れヨシの上やヤナギの梢に陣取ります。

目立つ場所で「ギョギョシー、ギョギョシー、ケスケスケス」と

けたたましく鳴き交わし、なわばりの確保をしている様子でした。

オオヨシキリはこの鳴き声から「行行子」とも呼ばれ、初夏の季語となっています。

「行行子 大河はしんと 流れけり」(一茶)

何気ない自然の中の静と動が表現されていると感じます。

いよいよ夏ですね。

オオヨシキリ

行行子~♪

カメラ機種 : NIKON D600

レンズ:AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

露出制御モード : マニュアル設定

レンズの焦点距離 : 300.00(mm)

シャッター速度 : 1/1000秒

レンズF値 : F10

露光補正量 : +1.0

フラッシュ : 発光禁止

ISO感度 : 200

両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔