降る「雨」は百穀を潤す ~二十四節気編vol.06~

いよいよ春も最後の節気。

4月20日からは「穀雨」という節気になりました。

田畑の準備が整い、それに合わせて穀物の成長を助ける雨の降るころという意味合いです。

この穀雨の終盤、5月1日は「立春」から数えて88日目。

雑節の「八十八夜」にあたります。

八十八夜は春から夏に移る準備をする節目の日で、縁起のいい日とされてきました。

また、この頃から安定した気候となり、茶摘みやもみまきなどの目安とされています。

しかし、年によっては急に気温が下がって霜が降り、農作物や果樹に被害を与える

「八十八夜の忘れ霜」や「さつき寒」という言葉もあります。

暖かい雨が降れば恵み、冷たい霜が降りれば災い。

「どうか今年は天候に恵まれ、豊作になりますように・・・」と、

昔から人は天を仰ぎみて祈りを捧げてきたのではないでしょうか?

最後になりますが、

この度の熊本地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い復興に何かお手伝いできればと考えています。

 

「雨の夜に」(ニホンアマガエル)

「雨の夜に」(ニホンアマガエル)

 

カメラ機種 : NIKON D600

レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

露出制御モード : マニュアル設定

レンズの焦点距離 : 105.00(mm)

シャッター速度 : 1/200秒

レンズF値 : F16

露光補正量 : EV0.0

フラッシュ : 強制発光

ISO感度 : 100

両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔