季節月とその長さ -北海道で感じること-

こんにちは。
北海道から、初めてのブログ投稿です。

本州は、すっかり春めいている時期かと思います。皆様いかがお過ごしでしょうか。

こちら北海道では、暖冬から一転、寒さがぶり返した感じで、まだまだ初春とは言えない寒さが続いています。

さて、春がはじまろうかとしている時期なのですが、皆さんは「春の始まり」と聞くと何月を思い浮かべるでしょうか。
また、日本での「四季」は暦上(カレンダー上)で何月~何月と表すのが適当とお考えでしょうか。

本州中部出身の私は、以下のとおりの月と期間(各季節の長さ)を思い浮かべます。
春:3~5月(約3ヶ月)
夏:6~8月(約3ヶ月)
秋:9~11月(約3ヶ月)
冬:12~2月(約3ヶ月)

いかがでしょうか。
もちろん「○月の中旬から」とか、「○月の上旬まで」という表現も出来ますし、地域によっても多少の違いはあるかと思いますが、東京を始め本州に住んでいる方はおおむね賛同いただけるのではないでしょうか。

さて、こちら日本最北の大地、北海道はどうかと申しますと・・・以下のとおりでしょうか。
春:4月中旬~6月上旬(約2ヶ月)
夏:6月中旬~8月中旬(約2ヶ月半)
秋:8月下旬~11月上旬(約2ヶ月半)
冬:11月中旬~4月上旬(約5ヶ月)

札幌市内から藻岩山を望む(2019年4月10日撮影)

札幌市内から藻岩山を望む。(2019年4月10日撮影)

賛否両論ご意見はあるかと思いますが、おおむね上記のような感じかと思います。
冬が長くなる分、その他の季節が本州に比べるとかなり短くなっています。

南北に長い日本列島、実はこんなにも季節の間隔が違うんですね。
(我々の会社が対象としている生物に関しては、それはもうたくさんの違いがありますが、そこら辺の詳しいことについては、別コラムや本業に譲ることにします、苦笑)
みなさんも、自分の住んでいる地域の季節月はどうなのかな・・・?と考えてみてはいかがでしょうか。新しい発見があるかもしれません。

山の樹林は5月になるとようやく芽吹きです。(2008年5月撮影)

山の樹林は5月になるとようやく芽吹きです。(2008年5月撮影)

また、全国的な天気予報でよく使われる、暦の上で使う「立春」や「大寒」といった言葉がありますよね。それらは二十四気(1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの)につけた呼び名からきているもので、昔から季節を表す言葉として使われており、なかなか趣のある言葉が並びます。

しかし・・・。
そうです、これらの言葉を北海道に住みながら使うとかなりのずれを感じます。

それはそうですよね。先ほど述べたように、季節の開始時期と長さがあんなにも違うんだから当然です。

いつか、北海道版の季節を分けた24の言葉を考えてみても面白いな、と思ったりもしています。

さて、“春よ来い”と願って結ぼうと思いましたが、蛇足を一つ。

温暖化の影響か、約5ヶ月とお伝えした北海道の冬ですが、少し前は5ヶ月半くらいのイメージでした。すこしずつ、冬が短くなっているのかな・・・と感じます。
そういった地球環境の変化については弊社もしっかりと認識し、我々の行っている普段の業務の結果が、自然やそこに住む生物にとってよりやさしい人類の行動に繋がるように日々取り組んでいきたい、そう考えている今日この頃です。

札幌支社:河合