週末、生きもの観察をしに武蔵野の山へ出掛けてきました。足元には霜柱、木々の芽もまだ硬く、立春は過ぎましたがまだ冬の気配が漂っていました。この辺りの時期、植物はまだあまり見るものはありませんが、コケや地衣類など、冬でも枯れない小さな生きものの観察にはぴったりなのです。
とはいえ今の時期、外に出るのに心配事がある方も多いはず。気になるあいつ、スギ花粉が漂っているかどうかです。私は花粉症の気があるので少し心配していたのですが、道沿いで見つけたスギをおそるおそる見てみると、花穂はまだ硬く閉じていました。それを見てほっと一安心、この日は山歩きを楽しむことができました。今日の暖かさでこの週末には漂いはじめてしまうのかもしれませんが・・。
写真は閉じていたスギの花穂と、花穂から取り出した花粉を生物顕微鏡で見たところです。花粉の大きさは30μm(0.03mm)ほどで、小さなツノがあってミカンのような形をしています。こうして見るとかわいらしくもあるように思います。みなさんはどう思われますか?
![スギの花穂](http://bioindicator.co.jp/blog/wp-content/uploads/2017/02/cac3b2e027abc79aa57b581053499aae.jpg)
スギの花穂
![スギ花粉 顕微鏡 対物20倍](http://bioindicator.co.jp/blog/wp-content/uploads/2017/02/8da28d741590f2ea1708ce75b09512c3.jpg)
スギ花粉 顕微鏡 対物20倍
植物・キノコ担当 池田
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