11月22日からは「小雪(しょうせつ)」という節気に入り、冬の到来が感じられる頃となります。
関東地方では街路樹も色づきはじめました。
周辺の山々では、紅葉のピークを迎えるところも多く、週末ともなれば、多くの観光客で賑わいます。
しかし、紅葉が過ぎれば木々から葉は落ち、草も枯れ、昆虫類や両生類・爬虫類たちも鳴りを潜めて、山里は寂しさを増して行きます。
関東より冬に一歩近づいている、東北のとある山間での調査では、秋晴れのなか、晩秋の紅葉を楽しめると楽観していました。
しかし、調査最終日には予報のとおり天候が急変しました。
朝からちらちらと小雪が舞い、吐く息も田畑も次第に白くなっていき、初冬らしく初雪のなかでの調査となりました。
この仕事をしていると「好きなことを仕事にできていいですね~。」とか「自然のなかで仕事できるなんて、うらやましい!」といったコメントを頂くことが多いのですが、自然相手の側面と、人間相手の側面とで、それなりに大変なこともあるのです(苦笑)。
例えば、今回のように「突然の雪」が想定される時は、天気予報をこまめにチェックしたり、レンタカーのタイヤを冬用に変えてもらったり、冬用の防寒着を準備するなどして備えていますが、判断を誤ると、調査員や調査車両、調査の運営自体に危険が及ぶ場合もあります。
皆さんもこれからの季節、「突然の雪」に備えて足下、運転にはどうぞお気をつけて。
今回は備えていたお陰で、手足はかじかみながらも、コハウチワカエデ(イタヤメイゲツ)に雪化粧という、「小雪」にぴったりのシチュエーションにであうことができました。
カメラ機種 : NIKON D600
レンズ:AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
露出制御モード : マニュアル設定
レンズの焦点距離 : 300.00(mm)
シャッター速度 : 1/400秒
レンズF値 : F8.0
露光補正量 : EV0.0
フラッシュ : 発光禁止
ISO感度 : 500
トリミング:あり
両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔
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