3月5日からの「啓蟄(けいちつ)」は冬ごもりの虫が這い出る頃と言われてきました。
しかし、這い出てくる虫って…?どんな生きものをイメージしますか?
テントウムシ?カマキリ?チョウの幼虫?それとも昆虫類ではなくカエルやモグラ?
ひとそれぞれの感じ方なので正解なんてないのかも知れませんが、
「虫」ということで小ネタをひとつ。
そもそも「虫」という漢字、あまり昆虫のカタチに似ていないと思いませんか?
そこで「虫」のルーツを探ってみると、まったく別の生きものにたどり着きました。
じつは「虫」という字は、ヘビをかたどった象形文字で、特に頭の大きい毒ヘビを意味していたようです。
そう言われれば、とぐろを巻いた体の上に、大きな頭がのっているようにみえてきます。
なるほど、啓蟄のぽかぽかした日だまりにはヘビも這い出てくるんですね。
ヘビ、特に毒ヘビは一般に嫌われ者ですが、彼らも里山生態系を構成する重要な一員です。
存在を理解して、適切な距離を保っていれば、向こうから咬みついてくることはまずありません。
とてもシャイで隠れ身の術の達人ですが、もしもみつけたら少し離れて観察してみてください。
新たな発見があるかもしれません。
カメラ機種 : KONICA MINOLTA ALPHA-7 DIGITAL
露出制御モード : シャッター速度優先AE
レンズの焦点距離 : 90.00(mm)
シャッター速度 : 1/125秒
レンズF値 : F9.5
露光補正量 : EV0.0
フラッシュ : 発光禁止
ISO感度 : 100
両生類・爬虫類、哺乳類担当 釣谷洋輔
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